-Kamosの星芋ができるまで-

▲毎年11月上旬に20人以上が集まってさつまいも掘りを行います。掘ったさつまいもは、星芋の加工に適したもの(形がよく大きいもの)とそうでないもの(細かったり小さいもの)と分けていきます。星芋の加工に使用できる大きさ、形をクリアしないと星芋にはなれないのです。厳しいオーディションのようですね!

▲Kamosでは2つのさつまいも品種を栽培しています。こちらは紅はるかです。紅はるかは新しい品種で、人気のさつまいもです。ねっとりした食感としっかりした甘みが特徴です。

▲こちらは在来種の泉です。皮が白く上品な甘みが特徴です。泉は地域の方が、大事に種継をして育ったさつまいもです。紅はるかに泉、どちらも無農薬・無肥料で栽培しています。

▲星芋用のさつまいもを袋に入れていき運びます。けっこうな重さなので人の手で運ぶのは大変です。畑に軽トラックを入れて、荷台に乗せてハウスまで運びます。収穫の現場はチームワークが大事なポイントです。

▲さつまいも達はハウス内に保管され糖化を待ちます。糖化とは、さつまいもの中のでんぷんが糖分に変わっていき甘くなることです。12月、1月まで寝かせることで甘みが増していきます。不思議ですね!

▲12月、星芋作りに入ります。まずは寝かせておいたさつまいもを水洗いし、薪釜でじっくり蒸します。
朝の寒い時間からゆっくり薪焚きで火の番をしながら、2〜3時間蒸し上げます。
じっくり蒸し上げると糖度が増し、あま〜いさつまいもになります。

▲蒸し上がったアッツアツの紅はるかです。すごくいいにおいです!

▲蒸しあがったばかりの熱いうちに、すぐに皮を剥いていきます。熱くて柔らかいため扱いがとても難しいのですが、ひとつひとつ大切に剥いていきます。手袋をしていますがかなり熱いです。

▲余分な根やすじも丁寧に取り除いていきます。残っていると味や食感に影響するので大事なポイントです。おいしさをとことん追求しています。

▲両端を切り落とし、表面もなめらかに整えます。このままでも芋ようかんのようでおいしいです。

▲平干し用にスライスする作業には手動のカット機を使います。さつまいもはとても柔らかいので切るときに形が崩れないように丁寧に扱います。これがまた簡単なようで難しい工程です。

▲カットしたものを網台の上に並べていきます。いい色だねー、おいしくなあれ、と声もかけながら並べているところです。

▲こちらのハウスで天日干しをしていきます。さつまいもの甘い香りがハウスいっぱいに漂っています。

▲こちらは干してまだ間もないものです。丸干し(手前に並んでいるもの)は干し上がりまで2~3週間かかります。

▲こちらは干し終わりの頃のものです。日にちがたつにつれ乾燥して小さくなり、つやのあるきれいな黄金色に変化していきます。

▲柔らかくまるで生キャラメルのよう。本当に美味しい。

▲こうしてじっくり天日干しをし、星芋デビューはもうすぐです。

▲パッキング時には星芋の仕上がり具合を再度チェック。

▲このような工程で、収穫から長い時間を経てお客様の元に旅立ちます。美味しいKamosの星芋をどうぞご賞味ください。よろしくお願いいたします。